お知らせ・活動報告
臨時医療施設・ちばぎん研修センター視察
12月下旬に、立憲民主・千葉民主の会および千葉市議会議員の皆さんと合同で、ちばぎん研修センターを活用した臨時の医療施設及び宿泊施設の現地視察を行いました。
▲経過観察を行うベッドが並ぶ
▲担当職員より説明を受ける
臨時医療施設110床、宿泊医療施設プレハブ50棟が用意されました
▲医療従事者が宿泊する施設の内部を見学
▲各ベッドに酸素を送る機械についての説明を受ける
感染者が軽症のうちに適切な医療を行い、早めの対応で回復を目指し、在宅治療などにつなげます。
運用開始については、県内の感染状況を見ながら、病床が逼迫しないよう早めに稼働していくとのことです。
千葉県立保健医療大学視察

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千葉県衛生研究所 視察
6月議会の会期中ですが、休会日を活用し行政視察に伺いました。

千葉県衛生研究所では、公衆衛生に関わる調査研究、試験検査、研修指導、情報の収集・解析・提供等を行っています。
前半は会議室にて 、この度の新型コロナウイルス感染症におけるPCR検査の方法、『リアルタイムPCR法』の検査の流れの説明を聞き、検査状況の確認と質疑応答を行いました。
新型コロナウイルス感染症流行当初は4~6時間かかっていた検査も、リアルタイムPCR法の実施によって2時間半ほどで結果が出るようになりました。現在は1日で最高180人の検査が可能となっています。
後半は細菌研究室やウイルス・昆虫医科学研究室、全国でも珍しい健康疫学研究室などの各研究室をまわり、施設見学を行いました。平成29年に完成した建物はまだ新しく、廊下には緊急用シャワーや洗眼器なども設置されていました。
新型コロナウイルス感染症も千葉県内では沈静化に向かっていますが、第2波に備え、気を緩めることなく対応をしていただきたいと思います。

千葉港・千葉県こども病院視察
先日、千葉港(千葉ポートタワー周辺)および千葉県こども病院の視察に伺いました。
千葉港は現在、コンテナ取扱量の超過、自動車ヤード不足や、岩壁延長不足による大型PCC船のはみだし係留などの問題があります。今後、非効率利用の解消と機能強化に向け、各ヤードの拡張や集約化などのふ頭再編が行われます。担当者の方からは、視察時の段階では、千葉港の過去貨物の流通に関しては新型コロナウイルスの影響は特段受けていない、との説明がありました。
その後、千葉市都市局海辺活性化推進課の職員より、みなとの活性化についてや旅客船ターミナル等複合施設についての説明を受けました。


千葉県こども病院では、星岡病院長や医学博士の皆川先生など、現場の最前線で働かれているみなさにご対応いただきました。
病院運営に関する財政状況を伺ったほか、昨年の災害時には、医療的ケアを必要とする子どもたちの家庭が電源に困り連絡をしてくることもあったそうで、地域ごとの窓口の必要性を感じました。また、看護師や医師の人数と病床がマッチしていないことや、感染症への対応を考えた場合に陰圧室が無いこと、部屋数が少ないことなどの問題もあります。新型コロナウイルスの心配はありますが、医師や看護師のみなさんのマスクもすでに不足しており、院内で働くみなさんもマスク無しで従事しなければならない、という状況でした。
今後も、現場の声をしっかりと聞いて県政に反映させていきたいと思います。
千葉県医師会館訪問 <新型コロナウイルスに関する専門家の意見>
先日、千葉県医師会館を訪問し、新型コロナウイルス感染症に関して専門家の方からお話を伺いました。
現在、様々な情報があふれる中、みなさん自身で正確な情報を手に入れ、行動していただく必要があります。
そこで、今回の訪問で専門家から頂いた情報の概要を記載させていただきます。
(1)陽性のうち8割程度は症状が軽く、通常の風邪症状であり自宅療養で治る。ただ現在の感染症法では、症状が軽くても強制入院となるため、検査を一気に増やすことで軽症者が急増すると医療崩壊を招く可能性がある。重症・重篤患者に対する重点的な治療体制づくりが不可欠である。
(2)高齢者や心臓系の疾患がある方、人工透析中の方、癌治療中の方等については重症化・重篤化する危険性が高いため、注意が必要である。また高齢者施設、社会福祉施設の対策が必要となる。
(3)感染者の致死率は各国の医療資源に依存する。イタリア等については財政難により医療資源が削減された結果、医療崩壊が発生してしまっていると考えられる。今後、医療後進国に感染が広がると危険性は高まる。
(4)クルーズ船での感染状況を見ると、無症状感染者(不顕性感染者)はせいぜい有症状感染者の2倍から3倍程度と推測できる。一部で言われているような規模の無症状感染者はいないと推測される。
(5)今回のウイルスは飛沫感染。少量(単体)のウイルスにより即感染するという訳ではなく、ウイルスを含む大きな飛沫を吸い込むことで感染するリスクが出てくる。空気中を霧のように浮遊するエアロゾルによる感染は通常であれば考えられない。ウイルス単体はマスクを通過してしまうが、飛沫感染を防ぐという観点からは、サージカルマスクで十分効果がある。
(6)完治した後に再度感染するということではなく、自分自身の中に完治せずに残っているウイルスが再活性化し、再び感染症状が出てくる可能性はある。
(7)現段階では効果的に感染を抑え込んでいるが、今後他の国と同様に二次曲線的に増加する可能性は低くはない。
(8)「保健所」の調査能力が素晴らしく、非常に効果的に感染者数の増加を抑制している。ただ保健所によっては厳しい状況に追い込まれている所が出始めている。
様々な状況を考えると、すぐに感染がなくなることは考えられず、数年はくすぶり続ける可能性が高いとのことです。
今後も、正確な情報を入手し、千葉県内の体制整備に繋げられるよう引き続き取り組みます。
(まとめ:松戸隆政議員)

館山市・南房総市 台風被害現地視察
12月2日(月)
会派一同で千葉県館山市・南房総市へ
台風被害の甚大であった南房総地域の現状を把握すべく
会派メンバーで館山市役所を訪問し、被災直後の状況と現状、どういった困りごとがあるのか等
金丸市長から直接お話を伺いました。
午後は、宿泊施設「海紅豆」さんと
「ジャングルパレス」さんの状況を視察させていただきました。
絶望的な状況から、復旧に向けてがんばっている皆さんのお話を聞き、私たちもできる限りの支援をさせていただきたいと思いました。
今後の質問や提言にしっかりと反映させていきたいと考えています。
現地では、館山市議の鈴木順子議員、石井敏宏議員に同行していただきました。ご協力ありがとうございました。

先進地視察報告
令和元年 8月26日~8月28日
北海道 千歳市、札幌市、北広島市、岩見沢市 他
北海道における国際空港の活用、また農業の人手不足に対応するためのスマートアグリの取り組み、胆振東部地震の復興に向けた取組みなど、千葉県において参考にできる内容を聴取し、現地調査を行い、今後の県政への提言につなげるため、会派メンバーで現地視察を行いました。
<訪問先・内容>
1 新千歳空港訪問
新千歳空港ターミナルビルディング株式会社総務課浦島様より、施設と道内産品の輸出について概要を聴取し、その後施設内の見学を行った。
2 NPO法人住んでみたい北海道推進会議訪問
後藤様より北海道における移住・交流促進に向けた取り組みの概要を聴取し、その後意見交換を行った。
3 北海道庁訪問
経済部食関連産業室輸出戦略グループ主幹石川様、総合政策部航空局航空課国際航空グループ主幹千葉様、総合政策部交通政策局交通企画課物流連携グループ主幹梅津様から、道内産品の輸出拡大について取り組みについての概
要を聴取し、意見交換を行った。
次に、農政部生産振興局技術普及課研究連携グループ主幹伊藤様より、スマートアグリについての概要を聴取し意見交換を行った。
続けて、総務部危機対策局危機対策課防災グループ主幹佐々木様、総合政策部地域創生局胆振東部地震災害復興支援室参事野村様より、北海道胆振東部地震についての概要を聴取し、意見交換を行った。
4 農研機構種苗管理センター北海道中央農場現地視察
センターの業務内容と概要についての説明を受け、その後栽培ほ場や作業室などを見学し意見交換を行った。
5 岩見沢市におけるスマート農業視察
北海道大学大学院能楽研究院の野口伸教授が岩見沢市と協力し取り組んでいる「スマート農業」について、担当者の説明と教授本人によるデモンストレーションを見学した。
<結果等>
本県は北海道と同じく国際線が乗り入れる空港を有し、また農業がさかんであるところも共通している。今後の外国人観光客の増加に関わる取り組みや、農業の人手不足に対応するためのスマートアグリの取り組みなど、本県の政策の参考にできる内容であった。今後の議会質問等に反映させていきたい。
行政視察報告
令和元年 6月13日
千葉県中央児童相談所
県内には7つの児童相談所(県立6、千葉市1)があります。
都市部の中央・市川・柏児童相談所では常に一時保護所の定員を超過し、狭いスペースに乳幼児から高校生までが生活しています。佐倉市や酒々井町を管轄する中央児童相談所は、成田から市原にわたる12市町のエリアをカバーしています。
この度視察した千葉県中央児童相談所は老朽化と定員オーバーで、良い環境とは言えない状況です。(中央児相はあと1年で建替予定)
現場を直接見て、職員から切実な思いを聞くことができ、児童虐待の防止と環境改善への取組みの重要性を再確認しました。